保育園と幼稚園の違いとは?|保育士派遣の基礎知識

派遣という雇用形態だとしても、短期的なお仕事だとしても、保育園・幼稚園で働くなら押さえておきたいのが「保育園と幼稚園の違い」です。分かっているつもりでも勘違いしている人が意外と多いので、この機会に復習しておきましょう。

保育園と幼稚園、5つの違い

01 受け入れ対象としている子どもの年齢が違う

・保育園は、保護者の事情によって保育に欠ける0歳児から

・幼稚園は、3歳児から

保育園も幼稚園も小学校入学前の子どもが通う場所ですが、受け入れ対象としている年齢が違います。また、保育園に通う条件としては「保育に欠けること」が必須ですが、幼稚園は基本的にすべての3~6歳児が対象になります。

02 施設としての目的が違う

・保育園は、保護者に代わって子どもを預かる「児童福祉施設」。厚生労働省の管轄で、根拠法は学校教育法。

・幼稚園は、小学校入学前の子どもの「教育施設」。文部科学省の管轄で、根拠法は児童福祉法。

保育園と幼稚園では、そもそも施設としての目的が異なります。そのため、働く人の仕事内容も変わってきます。保育園は児童を預かって「保育」をするのに対し、幼稚園は児童を預かって「教育」を施す場所だと言えます。

03 従業員(先生)に求められる資格・免許が違う

・保育園の先生になるには、保育士資格が必要

・幼稚園の先生になるには、幼稚園教諭免許(1種・2種・専修)が必要

当たり前のことですが、保育士資格で幼稚園の教諭をすることはできませんし、逆もまた然りです(もちろん、保育士と幼稚園教諭の資格・免許を両方持つことはできます)。

ちなみに、「保育士資格がなくても保育園で働けるって本当?」でも解説しましたが、保育園で働くには必ずしも保育士資格を持っている必要はありません。幼稚園も同様で、私立であれば幼稚園教諭免許がなくても補助業務などに就くことができます。

04 保育時間(子どもを預かる時間)が違う

・保育園における標準保育時間は11時間

・幼稚園における標準保育時間は4時間

保育園は、休憩を含めて9時間程度の拘束が多いようです。土日の保育や時間外保育などが求められることもあるので、シフト制の施設が多いようです。また、保育園は年末年始を除いて長期休暇はありません。

幼稚園の標準保育時間は短いですが、その他の時間ではカンファレンスやプレ学習などを行っていることが多いようです。8~17時などの時間固定が多いようです。なお、幼稚園は小中学校と同様に夏休み・冬休みなどの長期休暇があります。

05 選べる職場の幅広さが違う

・保育士は、保育所以外でも働ける

・幼稚園教諭は、基本的に幼稚園以外で働くことは想定されていない

保育士は、乳児園や児童養護施設、民間の託児施設やベビーシッター、放課後学童クラブなど、様々は場所で働くことができ、幼稚園教諭に比べて就職先は幅広いと言えます。

まとめ

保育園と幼稚園が分かれている複雑さや非効率さを改善するために、近年は「幼保一元化」が進められており、保育園と幼稚園の違いは徐々になくなってきています。その象徴が、両方の特徴を合わせ持つ「認定こども園」で、施設数は年々増加しています。認定こども園については、別の機会に詳しくご説明しましょう。