保育士の派遣求人が増え、時給が上がっている!?

「保育士の派遣求人が増え、時給が上がっている」──これは、少し前の日経新聞に書いてあったことです。

保育士派遣の求人件数は去年に比べると2割以上増えているようで、実際にプロバイド・ジャパンでも「保育士派遣、増えてるなー」という実感はあります。日経で報じられたとおり時給も上がっていますので、「保育士派遣で働いてみよう!」という方にとっては、間違いなく今が追い風だと言えるでしょう。

そもそも、保育士に「派遣」という働き方があることを知らない方も多いと思いますので、今回は「保育士派遣の基本」をご説明したうえ、「派遣保育士が今、求められている理由」についても触れていきたいと思います。

保育士は「派遣」が当たり前の時代に!

国家資格が必要な保育士は、ひと昔前までは正規職員(正社員)がほとんどでした。しかし、他の職種と同様に勤務形態が多様化し、近年はパートやアルバイト、そして「派遣」というスタイルで保育士の仕事に就く人も増えています。

正社員と派遣の違いを簡単に押さえておきましょう。

雇用主が違う

正社員は職場(保育園・保育所)と直接雇用契約を結びます。一方、派遣で保育士の仕事に就く場合は、派遣会社と雇用契約を結びます。そして、その派遣会社と契約する保育園・保育所に派遣されて仕事をします。派遣保育士として働く際、実際に業務上の指示をするのは派遣先(保育園・保育所)ですが、賃金を支払うのは派遣会社であり、派遣会社の福利厚生が適用になります。

雇用期間が違う

正社員は、基本的に雇用期間の上限はありません。一方で、派遣(一般派遣)の場合は期間制限があり、派遣先の同一の事業所に対し派遣できる期間(派遣可能期間)は、原則「3年」とされています。

給与体系が違う

正社員は月給制がほとんどですが、派遣社員は基本的に時給制になります(派遣社員でも月給制のケースもあります)。時給は、その人の経験や保育園のエリアなどによって変わりますが、1,200円~1,800円程度と、上述のとおり増加傾向にあります。

勤務形態が違う

正社員は勤務形態(勤務時間・日数)が明確に決まっています。一方、派遣社員は勤務形態を柔軟に調整できます。家庭の事情に合わせて出勤時間を遅く/早くしたり、月の出勤日数を扶養の範囲内に抑えたりすることも可能です。

この他にも様々な違いがありますが、この4つのポイントは押さえておきましょう。

派遣保育士が今求められている理由とは?

ニュースでよく耳にするように、「待機児童の増加」は大きな社会問題になっています。これを解消するために、東京・神奈川・埼玉・千葉などの都市部では急ピッチで保育園・保育所の整備が進んでおり、保育施設は右肩上がりで増えています。

ではこれで、待機児童の問題は解消されるでしょうか?

いえ、されません。

保育施設だけ増えても、そこで働く保育士がいなければ本末転倒です。実際に今、その「保育士不足」という新たな問題が浮上しているのです。

今、多くの保育園はこう考えています。

・忙しいから一人でも多く保育士を確保したい!

・保育士を採用して、もっと児童を受け入れたい!

・保育士をもっと増やして認可を受けたい!

(保育施設が行政から認可・認証を受けて助成金を得るには、一定の条件をクリアする必要があり、この条件の一つに雇用する保育士数も含まれています)

というわけで、今は多くの保育園・保育所が保育士を求めており、これが保育士派遣の求人件数にも現れています。それだけ需要が伸びているわけですから、当然、派遣保育士の時給も高くなりますよね。

最後に。

なぜ正社員ではく派遣保育士なのかと言うと……

雇用する側にとっても、働く側にとっても派遣のほうがメリットが多いと言われているからです。

(もちろん、保育園や考え方や保育士の価値観によって違いますが)

このあたりはまた次回に。