好感度アップ!いざというとき役立つ丁寧な言葉遣い
社会人として身につけておきたいマナーのひとつに「敬語」があります。
必要性は感じているけれど、なんとなく苦手意識がある人も多いのではないでしょうか?
携帯電話を販売したりサービスを提供したりする携帯ショップでは、お客様への窓口対応がメイン業務となりますから、
ぜひとも身につけておきたいですね。
携帯ショップへの派遣のご紹介を多数扱う株式会社プロバイドジャパンが、
知っておきたい敬語の基礎知識についてご説明します!
◆敬語の基本は3つあります!
敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあります。
尊敬(そんけい)語……相手の動作や状態を丁寧に表現して、相手への敬意を表します
謙譲(けんじょう)語……自分の行為を低く表現して、相手への敬意を表します
丁寧(ていねい)語……目上・目下の関係があまりない上品で丁寧な言い方
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、誰の行動を表すときに使うのかといったことを
ポイントとして覚えておきましょう。
その敬語が尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれに当たるかを判断することよりも、
実際にお仕事をする場面でどういったフレーズを使うといいのか、
間違えやすい敬語はどんなものか、具体例を覚えておくことをオススメします。
◆こんな時にはこんなフレーズを
携帯ショップで窓口業務を行う際に使えそうなフレーズを集めてみました。
・どうかしましたか?→いかがなさいましたか?
・座ってください→おかけください
・わかってもらえましたか?→ご理解いただけたでしょうか?
・どうしましょうか?→いかがいたしますか?
・どちらにしますか?→どちらになさいますか?
・お名前を教えてもらえますか?→お名前をお聞かせいただけますか?
・○○さんですね→○○様でいらっしゃいますね
・これでいいですか→こちらでよろしいでしょうか?
・□□は大丈夫ですか?→□□はいかがでしょうか?
・わかりました→かしこまりました、承知しました
・▽▽してもらえますか?→▽▽していただけますか?
・とんでもないことです→とんでもございません
・お客様が来ました→お客様がいらっしゃいました、お客様がお見えになりました
・どこへ行きますか?→どちらへいらっしゃいますか?
・一緒に行きましょう→ご案内します、おともいたします
・△△(身内)は本日休んでいます→△△は本日休みをいただいております
◆クッション言葉も使ってみましょう
クッション言葉は、何かを言う前に前置きとして使える便利な言葉です。
定型化しているものがほとんどですので、覚えておくといいですね。
◎提案するときのクッション言葉
・もし、よろしければ
・差し支えなければ
・ご都合がよろしければ
・失礼ですが
◎お願いするときのクッション言葉
・おそれいりますが
・できましたら
・ご迷惑でなければ
◎お断りする場合のクッション言葉
・あいにくですが
・せっかくですが
・大変残念ですが
・ご期待にそえず申し訳ございませんが
・ご容赦ください
◎面倒をかけてしまうときのクッション言葉
・お手数をおかけしますが
・おそれいりますが
◆「丁寧な言葉づかい」が不安になったときには……
派遣先や派遣会社でマナー研修などがあれば、言葉遣いについての指導もあると思います。
その際に配布される資料などを参考にするといいでしょう。
市販のマナーや敬語についての本も役立ててみてくださいね。
敬語を使い慣れてないために敬語を重ねてしまい、おかしな表現になる「二重敬語」にも気をつけたいところですが、
混乱してしまいそうですので、ここでは割愛しています。
興味がある方は、ぜひネット検索などしてみてください。たくさん具体例が見つかりますよ。
いくつかの正しいパターンをしっかり身につけると、自然と別のフレーズや誤用なども理解できるようになります。
世の中には、間違った敬語があふれているものです。まずは、間違いや失敗を恐れずに使ってみることが大切。
また、必要以上に敬語を連発するのも「慇懃無礼(いんぎんぶれい)」で、かえって失礼になってしまうケースも……。
敬語が出てこないときは丁寧語でOKです♪まずは挑戦してみましょう!