後輩にしっかりと指導できる先輩になろう!
仕事や職場に慣れてくると、新人派遣スタッフや新人アルバイトへの指導を頼まれることがあります。
自分の担当業務もこなしながら、後輩に教育・指導をするのは大変……。
でも、これまでの自分の仕事の振り返りとともに、要点をまとめるチャンス♪でもあります。
自分自身のスキルアップにもつながると考えて、しっかり新人さんと向き合いましょう。
今回は、携帯ショップへのスタッフ派遣を多数手がける株式会社プロバイドジャパンが、
職場で新人さんへの教育・指導について皆さんと一緒に考えてみましょう。
◆まずは新人さんの状況を理解しましょう
相手に何かを伝えようとするときには、その人の立場に立って考えてみることが大切です。
まずは自分が職場に入りたてのころ、困ったこと・知りたかったことなど思い出してみましょう。
そうすれば新人さんの状況を理解することは、比較的簡単ではないでしょうか?
また、全くの初めてというわけでなく、派遣スタッフなどで経験が豊富な人なら、
仕事のコツを理解するのが早い場合もありますので、事細かに説明する必要がない場合もあります。
相手の状況に合わせて、いいタイミングでスッと頭に入るようなアドバイスができるといいですね。
◎新人さんはイッパイイッパイかも……
緊張していないように見えても、初めての職場は誰でもとても緊張するもの。
覚えなくてはならないこともたくさんあるため、次々と伝えてしまうと、すぐにイッパイイッパイになってしまいます。
覚えるべき項目がたくさんあったり、順番が覚えにくかったりするなら、簡単なメモやマニュアルを用意しておき、手渡してあげると親切ですね☆
・仕事のやり方・流れ
・ルーティンワークと例外的な仕事
・商品やサービスの名称・種類・特徴
・所属部署の人の名前と座席
・主要取引先の名称など
・電話応対・接遇(職場ごとのルール)
◆自分で考えて判断できるように
初めてには失敗がつきもの。新人さんとはいえお仕事ですから、できるだけ失敗は回避したいものですね。
他のスタッフの業務の流れを中断することがないよう、見守りながらしっかりサポートしましょう。
すべてのシーンで先輩が手を出してしまうと、後輩が「自分で考えて動く」ことができなくなってしまいます。
ルーティンではなく複雑な状況で判断しなくてはならないような業務なら、多少時間がかかったとしても、自分で正しい判断ができるようなアドバイスを。
さらに、何か困ったことがあったとき、ミスをしてしまったときに、新人さん・後輩の方から気軽に相談できる雰囲気をつくっておきましょう。
職場のホウレンソウ(報告・連絡・相談)がスムーズにできる環境づくりが重要です。
◎先輩としてこれはNG
職場の先輩・後輩は、人と人との関係性で成り立つものです。
誰にでも当てはまる指導方法はありませんから、相手のキャラクターを理解ながら対応しましょう。
ただし、次のようなポイントはどんな人にとってもNGになりがちですから気をつけてみましょう。
・他の人と比べる
・できないことを責める
・きつく叱ったり罵ったりする
・自分のグチをこぼす
・職場内の悪口をいう
こういったネガティブな発想からくる言葉は、新人さんの仕事へのやる気を低下させてしまう可能性大。
同じ指摘をするのでも、相手が「次は頑張ろう」「失敗しないよう気をつけよう」と思えるような、前向きな言葉に言い換えることが大切です。
大人でも子どもでも、褒められたりうまくできたりすると、次への意欲が湧いてきます。励ましながら指導できるといいですね。
新人さん・後輩の指導は、周囲のスタッフも気にかけて見てくれています。
新人さんが成長していくことは、あなたの評価や信頼性にもつながります。自分を育てるつもりで、
肩の力を抜いて前向きに、余裕を持って取り組みましょう♪