派遣先で上手にコミュニケーションをとる方法
職場でスムーズに仕事を進めるために必要なことが、コミュニケーション能力です。
「派遣だと短い間しか一緒に仕事をしないから、職場コミュニケーションは重視しなくてもいい」
と考える人もいるようですが、派遣スタッフとしてだけではなく、いち社会人として
こういった考え方でいることはメリットがないばかりか、デメリットにすらなります。
ここでは、携帯ショップへもスタッフを多く派遣している株式会社プロバイドジャパンが、
職場でのコミュケーションについてお話します。
◆コミュニケーションの重要性
職種や業態、立場に関係なく、同じ場所で一緒に働いていれば、
コミュニケーションは欠かせないものとなります。
どんなにスキルが高くても、周囲から「仕事がやりにくい」「声をかけづらい」
という印象を与えてしまうと、スムーズな業務遂行に支障をきたします。
また、ヒューマンエラー対策やトラブル回避のために、職場コミュニケーションを
重視している企業は多く、派遣スタッフの場合、「コミュニケーションのとりづらさ」が
契約更新の際に不利になることすらあります。
◆相手に与える印象はここで決まる!
中には、意識をしていなくても自然な振る舞いが好印象な方もいらっしゃいます。
しかし、本当にコミュニケーションの上手な人は、人に与える印象について理解して、
自分が足りない部分をテクニックで補うことができるのです。
相手に与える印象のうち、
半分が「表情やボディランゲージ」、
残りの4割が「声」、
残りの1割未満が「言葉」
によって決定づけられているといった調査結果があります。
「言葉」で伝わる内容以上に、その人の持つ雰囲気や振る舞いの方が、
強く印象に残るのです。
つまり、「何を伝えるか」ということよりも「どのように伝えるか」といった方が大切なのです。
声質や抑揚、表情などで人を安心させることは、
伝える言葉を受け取ってもらうための大事な下地となります。
暗い声よりも明るい声、無表情で抑揚のない返事よりも笑顔での対応など、
ちょっとしたことを気をつけるだけで、相手に与える印象は大きく異なります。
コミュニケーション上のちょっとしたことが、仕事を円滑に進めるうえで
重要な要素になるのです。
◆普段からできる心がけとトレーニング
なるべく自然で、職場の人に好感を持って接してもらえるよう、
普段の生活の中で次のような点に注意してみましょう。
◎誰にも明るく挨拶する
コミュニケーションの基本はズバリ「挨拶」。
「おはようございます」「お疲れ様でした」など、
シーンに合わせて自然な声をかけてみましょう。
挨拶をするときは明るい声、ワントーン高めの声がオススメです。
◎感謝の言葉を忘れない
何も言わなければ伝わらないのが「感謝」です。
はじめこそ気恥ずかしく感じるかもしれませんが、
コンビニやスーパーでの支払いの際に「ありがとう」と言ってみたり、
飲食店を利用した際に「ごちそうさま」と言ってみたり、
普段の生活の中で心がけてみましょう。
◎できるだけ笑顔で
いつも笑顔でいたいと思っていても、なかなか難しいもの。
まずは口角を上げて「への字口」にならないよう気をつけてみましょう。
はじめはぎこちなくても、毎日続けることで自然に身についていきます。
また、できるだけ目を大きく開いておくことも笑顔を作るポイントになります。
職場でコミュニケーションをとることの大切さと、上手な接し方のポイントをお話してみました。
日常的に取り組むことで、とっさに口から挨拶や感謝の言葉が出てくるようになりますよ。
また、笑顔を絶やさず相手に好印象を与え、仕事もスムーズに進められるようになれば、
派遣先での契約更新にもつながることがあります。
自然に身につけられるよう、無理なく少しずつ取り組んでみてください。