認定こども園とは?|保育士派遣の基礎知識

保育園と幼稚園の違いについては、「保育園と幼稚園の違いとは?|保育士派遣の基礎知識」でご説明したとおりですが、最近は、保育園と幼稚園の長所を兼ね備えた「認定こども園」が増えています。今回は、認定こども園について解説していきましょう。

認定こども園とは?

認定こども園とは、簡単に言うと保育園の機能と幼稚園の機能を併せ持った施設のこと。教育と保育を一体的に行い、地域の子育て支援も行う施設です。ちなみに、保育園は厚生労働省の管轄で、幼稚園は文部科学省の管轄ですが、認定こども園は内閣府が管轄しています。

認定こども園は、同時に保育と教育を受けられる点や、保護者の就労の有無にかかわらず子どもを預けることができる点が大きな特徴だと言えます。専業主婦や短時間のパート・バイトでも子どもを預けられることから、今多くの子育て世帯から注目を集めています。

認定こども園の増加にともない求人数も増加!

認定こども園の数は増加の一途を辿っています。平成28年4月1日時点で、全国の認定子ども園の数は4001ヶ所。平成27年4月1日時点で2836ヶ所なので、1年で1000ヶ所以上も増加していることになります。

施設数の増加にともない、求人数も増加傾向に。国も補助金の改善方針を打ち出すなど、積極的に施設増加に取り組んでいくことを表明しており、この傾向は続くものと見られています。

認定こども園で働くには?

認定こども園(幼保連携型認定こども園)で働くには、原則として保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持っている必要があります。なお、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持つ職員のことを「保育教諭」と言います。

認定こども園が増加する一方で、問題になっているのが保育教諭の不足です。認定こども園は、待機児童問題を解消する目的で創設された制度・施設ですが、施設数が増えても、そこで働く保育教諭がいなければ本末転倒です。そこで、国は保育教諭を増やすための「幼保特例制度」を設けました。

幼保特例制度について

幼保特例制度とは、保育士資格と幼稚園教諭免許のいずれかを保有している人で、特定の要件を満たす人は、少ない学習負担で未取得の免許・資格を取得できる制度です。幼保特例制度は、平成26年度から平成31年度までと定められています。詳しい要件などは以下のページでご確認ください。

>> 保育士資格の取得をサポートする特例制度

(幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例|厚生労働省)

>> 幼稚園教諭免許の取得をサポートする特例制度

(幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例|文部科学省)

まとめ

保育士資格と幼稚園教諭免許の片方しか持っていなくても、たとえば、「教育」だけを担当したり、「保育」だけを担当したりすることで、認定こども園で働くことはできます。とはいえ、今後の保育業界の流れを考えたら、持っていないほうの資格・免許を取得しておいたほうが有利なのは間違いありません。

正社員にしても、派遣社員にしても、認定こども園で働くことをお考えなら、特例制度があるうちに保育教諭を目指してみてはいかがでしょうか。